Excelのオンライン版で、セルに入った数式を文字として表示する関数「FORMULATEXT」の使い方を説明します。
さらに、数式が入ってないときに表示される「#N/A」エラーを非表示にする方法も紹介します。
関数「FORMULATEXT」の基本的な使い方
- Step 1
セルに入った数式を表示したいセルをクリックしてから、以下の関数を入力します。
=FORMULATEXT(セル番地)
以下の例では、セル番地のB2を入力しています。
=FORMULATEXT(B2)
- Step 2
以下のように、数式が文字として表示されます。
数式が入ってない時の「#N/A」エラーを表示しない方法
関数「FORMULATEXT」では、参照しているセル番地に必ずしも数式が入っているとは限りません。
以下は具体例ですが、参照しているセル番地が数字・文字・ブランクであった場合、図のようにエラー「#N/A」が表示されます。
これを表示しない方法はいくつかありますが、ここでは最も簡単な方法、関数「IFERROR」を使った方法を紹介します。
関数「IFERROR」の機能をひと言で言うと、エラーでない時は評価式、エラーの時はエラー用のメッセージ、といったふうに切り分けられる便利な関数です!
関数「IFERROR」の使い方は次のとおりです。
=IFERROR(評価式, エラー時の表示)
- 評価式:エラーかどうかを評価する式を入力します。
- エラー時の表示:評価式がエラーの時の表示を入力します。
エラーでない時は評価式の式の計算結果を表示し、エラーの時はエラー時の表示が表示されます。
以下からは、関数「FORMULATEXT」と組み合わせた使い方の説明です。
- Step 1
セルに入った数式を表示したいセルをクリックしてから、以下の関数を入力します。
=IFERROR(FORMULATEXT(セル番地), エラー時の表示内容)
以下の例では、セル番地のB2を入力して、エラー表示は””として、何も表示しないようにしています。
=IFERROR(FORMULATEXT(B2), "")
エラー時の表示内容を変えたい場合は、””を他のエラーメッセージに置き換えてください。
以下は、「エラーです」と表示したい場合です。
=IFERROR(FORMULATEXT(B2), "エラーです")
- Step 2
以下のように、数式が文字として表示されますが、数式ではない場合は何も表示しない状態になりました。
まとめ
Excelのオンライン版で、セルに入った数式を文字として表示する関数「FORMULATEXT」の使い方を説明しました。
さらに、数式が入ってないときに表示される「#N/A」エラーを非表示にする方法も紹介しました。
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