Excelのオンライン版で、複数ページを1枚の紙に印刷する方法、いわゆる「割り付け印刷」をする方法を説明します。
2023年1月現在では、アプリ版Excelのような「割り付け印刷」の機能は実装されていないので、別の方法で同じ結果を実現するやり方を紹介します。
概要
大まかな作業の流れとしては、以下のようになります。
- ① ExcelオンラインでPDF出力
- ② 割り付け印刷の実行
イメージ図で表すと、次のようになります。
冒頭にも書いたように、Excelオンラインでは「割り付け印刷」の機能がありません。
よって、いったんPDFファイルでダウンロードして、WindowsやmacOSの標準アプリを使って「割り付け印刷」を行います。
① ExcelオンラインでPDF出力
- Step 1
メニュー項目の「ファイル」をクリックします。
- Step 2
サイドメニューが開いたら、項目「印刷」をクリックします。
- Step 3
画面に表示されたアイコン「印刷 印刷画面を表示します。」をクリックします。
- Step 4
右に印刷のサイドメニューが表示されたら、次の① – ③の順番に操作をします。
- ① ページ設定:印刷の範囲や用紙サイズなどを選択します。
- ② 印刷先:「PDFとしてダウンロード」に変更します。
- ③ ダウンロード:ボタン「ダウンロード」をクリックします。
- Step 5
PDFをダウンロードする時のファイル保存画面が表示されたら、適当な場所に保存します。
WindowsのMicrosoft Edgeの場合
macOSのSafariの場合
PDFがダウンロードできたら、次の章ではWindowsとmacOS別に、割り付け印刷をする方法を説明します。
② 割り付け印刷の実行
②-a Windowsの場合
- Step 1
ダウンロードしたPDFファイルを、アプリ「Microsoft Edge」で開きます。
- Step 2
Edgeの右上のメニューアイコンをクリックして、項目「印刷」をクリックします。
- Step 3
印刷の設定画面が表示されたら、項目「ページ」から印刷したいページをカンマ,で区切って指定します。
- Step 4
項目「シートごとのページ数」の中の数字を変更します。
例えば、2と変更すると、1枚の紙に2ページが一緒に印刷されます。
設定したら、ボタン「印刷」をクリックして、印刷を実行します。
②-b macOSの場合
- Step 1
ダウンロードしたPDFファイルを、アプリ「プレビュー」で開きます。
- Step 2
メニュー項目の「ファイル」をクリックして、項目「プリント…」をクリックします。
- Step 3
印刷の設定画面が表示されたら、①項目「ページ」を「選択部分」に変更して、②左側のサムネール画面から印刷対象を選択します。
- Step 4
項目「レイアウト」の中の「ページ数/枚」を変更します。
例えば、2と変更すると、1枚の紙に2ページが一緒に印刷されます。
設定したら、ボタン「プリント」をクリックして、印刷を実行します。
まとめ
Excelのオンライン版で、複数ページを1枚の紙に印刷する方法、いわゆる「割り付け印刷」をする方法を説明しました。
Excelオンラインの基本的な印刷方法については、以下の記事をご覧ください。
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